さてさて、変数という謎の単語を説明する前に、

どんなときに変数を使うのかを簡単に解説します。

 

 

ざっくりと言うと、数学などで出てきた「2x+3x=5x」とかありましたよね。(計算あってるかな・・・?)

この「x」が変数です。

 

 

つまり、数字や文字などを代入するために使うものだと思ってください。

ただし、数学とは違い代入する文字の種類は様々なため文字の種類別に区別するための決まりがあります。

 

 

区別するものは以下のとおりです。

【整数】【少数】【文字】【Key】【リスト】【ベクター(3つの少数値)】【ローテーション(回転)】

だいたいこれくらいです。

 

 

そしてそれらは、当然の如く英語表記で宣言することによって使用することが出来るようになります。

宣言の仕方ですが、下記のような単語を使用します。

 

【整数】=integer

【少数】=float

【文字】=string

【Key】=key

【リスト】=list

【ベクター】=vector

【ローテーション】=rotation

 

 

 ・・・・なるほどわからん。

例文を使っていきます。

 

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//整数の変数を宣言 ※1

integer Tashizan;

 

default

{

    //タッチされたら処理する

    touch_start(integer total_number)

    {

        //1+1をする ※2

        1+1=Tashizan;

        //1+1の答えを喋る ※3

        llSay(0,(string)Tashizan);

    }

}

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変数を使用した行を解説します。

 

※1、

【Tashizan】という文字が何を表しているのかを宣言しています。

defaultより上へ記述することによってスクリプト内のどこでも使用することが可能になります。

このような行為を「変数を宣言する」といいます(きっと・・・)

 

※2、

1+1の答えを【Tashizan】へ代入しています。

なぜ、直接「2」と書かないかと言うと、例えば1+1でなく2+1と書いた時に答えを3へ編集しなくては

いけなくなるからです。

変数を使用することによって、式だけ編集すれば変数へ答えが勝手に入ってくれるようになります。

 

※3、

足し算の答えを周辺チャットで表示します。

この時に、整数型の変数のままだとエラーが出るため(周辺チャットは文字列しか使用できません。)

【Tashizan】の前に文字列へ変換するために【(string)Tashizan】とすることで、文字列型へ変換しています。

(これについてはいつか詳細に説明します。)

 

 

このように変数を使用することで、最小限の修正により様々な数字や文字を変更することが出来るようになります。

今後は、変数を意識したスクリプトをかければと思います。